僕の見ている風景

そんなわけでアルバムゲットしまして、久々に真面目に感想とか書こう!ということで参りました。
あ、ジョンズームは私の家の周りの本屋には存在していなかったので、もうどうすればいいのかわかりません。某角川の通販を見たら在庫切れでした。死にたいです。みなさんの感想をみて心の乾燥を癒す日々……なーんて、うまいこと言っちゃったかな(笑)
……死にたいです。

そんなネガティブを抱え込もうとしていた時にこのアルバムが発売されて本当によかった。このCDのお陰で人生まっとうしようって思えました!(マルチ)
そんなわけでたたんでおきます。本当に久々すぎて、はてな記法壁紙をデスクトップに設定したぐらいなので、表示不具合がないか不安でしょうがないです……。


0810 -※現時点でDisc1までの感想なので、明日Disc2の感想追記します!
0811 -追記しましたー。Disc2と総評。

movin' on

アルバムの1曲目、を意識して作られてるんだろうなあ。大野さんのフェイクが相変わらず素晴らしくて「うおおお……!」とじわじわテンションが上がっていく感じ。
櫻井さんのラップの「Yes! This is us(yeah)」が物凄く櫻井さんらしくて、そのらしさに思わずニヤっとする。他の曲に比べて、ユニゾン部分も大野さんの声が全面に出てる感じがしますね。やっぱ掴みは大事!ってことなのかそれとも私の耳が贔屓入ってるのかどっちだ!
この曲、このアルバムの中でもトップ3に入るぐらい好きかもしれないです。結構押せ押せで攻めてる歌詞なのに、若干ローテンポなのが意外性があっていい。

マダ上ヲ

これはもうしょっぱなのみんなの声が!クセになる!!あと二宮さんのパートに櫻井さんが武力介入してるところが凄く好きです。この二人の相性のよさはロッキューで証明されてるしな……。
相葉さんのエフェクトとの相性は異常。ボコーダーボイスが似合い過ぎだよね……似合う順で言うと相葉>櫻井>松本>二宮>大野かなあ。大野さんは加工ナシのほうがやっぱりより好き。
しかしこの曲はミックスが楽しそうですね、遊びまくってる笑 私だって相葉エモボイスにリバーブとか掛けて悦に入りたい>< スタッフ「マジ相葉さんの声超エモいし」
ちなみに歌詞を見ずに曲を聴いたとき「ハイドラ先生の匂いがプンプンするぜ」と思ったらやはりそうでした。ハイドラ先生は分かりやすくていいな!

リフレイン

タイトル勝ち!この曲調、この歌詞でタイトルが「リフレイン」なのはかなり良い。これでタイトルが「素直になれなくて」略してスナナレだった場合、曲の良さは半減してしまう。歌詞に多用されてる言葉を安直につけていい場合とよくない場合があるよね……。あっ別にドラマ批判じゃないです><ほんとです信じて下さい!
こちら嵐の十八番である「女々しすぎる女のような男の歌詞」でしたね。ウンウン本当に嵐さんはこういう歌詞が似合う。かと思えばスパフレみたいな曲も歌えるんだからアイドルは強い。ハモがかなり掛かってたので、ヒアウィとかハウズとかをちょっと思い出しました。懐かしい感じ。
あとこれはちょっともう言わないわけにはいかないんですけど、末ズのハモが気持ちよくて困っちゃいますよ!?
もういない…ないの頃のあの、あのアレはなんだったんだろうね!?というレベルで凄く凄くよかったです。反発しあう声質だと思っていたのに、二宮さんが柔らかく歌うという歌唱法を身につけてしまったがために、相性が良くなってて驚きと戸惑いを隠しきれまうそです嬉しいです!!

Troublemaker

キャー!嵐サーン!!本当にこの曲は……テンション上がるしリア充だらけのカラオケで歌っても不審がられないし可愛いし可愛いし可愛いしでイイトコづくしの超良曲ですね!嵐らしさ爆発だし、ライヴでも絶対に盛り上がる……!「どぅいどぅい!」って一緒に言いたいです。「ムビーンナウ!ムビーンナーウ!」で拳を振り上げたい!
「輝きを秘めたハートビート」「刻んでいくのさ」っていう歌詞がすんごい好きです。その後の「散々な日も〜」の流れが秀逸で、二宮さんにこのパートを歌わせた人もGJ……と親指を上に向けたい。こういう部分に感情いれるのうまいよなあ。

T.A.B.O.O

櫻井翔は前回に引き続きとんだ問題作を提示してきましたね……!?
タブー(Taboo)とは、もともとは未開社会や古代の社会で観察された、何をしてはならない、何をすべきであるという形で、個人や共同体における行動のありようを規制する広義の文化的規範である。
ってウィキペディア先生が言ってた。
もうちょっと歌詞を一個一個拾って全部につっこんでいきたいんですがほら 君と!犯す!パーフェクトクライム!唇で!溶かす!媚薬!ヘヴンリー!この罪を!シェアで!テルミー!!
蜂の巣の奥の……蜜!!??
いや駄目だ全部はとても言い切れない。でも正直ソロの中で一番聴いてるし一番クセになる。「はぁちのぅ!ぉくのぅ!すのぅ!み゛っつ゛!!!」って櫻井さんが言うところで無条件でアガるのは仕方のないことですね……。これはカラオケの新定番。しかしライヴパフォーマンス見たら全会場中の人間が「やだっ……櫻井さんめっちゃカッコいいんですけど、本気で……」ってなりそう。秘密の二宮さん現象を期待。堕ちる準備は出来てます><
あれ……なんかこの記事だけエクスクラメーションマーク多い。

サーカス

タブーの後というおかげでアルバム通しで聴いてるとどうしても右左状態だったので個別の状態で何度も何度も聴きました。曲調がtruthに似ているところがある、ということはハイドラ先生ですね!?と思ったらその通りでした。だから先生は分かりやすくていい。これがお手振り曲になる可能性は0なので、早く踊ってるところがみたいなあ。ムードあるのでAメロあたりはちょっと照明落とした演出してほしいな。大野さんのフェイクカッコいい!!
しかし「君とゆくランデブー」って。嵐ランデブー大好きだな!?

ギフト

タブー→サーカス→ギフトの流れが無茶すぎて、最初これがきたとき思わず噴きました。「えっ!?ここで!?」っていう笑 夢アルバムでいうドゥーマイ→シリウスの流れに似ているこの感じ。でも確かに、そこからエブリシンに繋がっていくならしょうがないか。しかし、歌詞が……私の母親は私の嵐厨っぷりをちゃんと理解してくれてて……決して不幸にはさせてないはずで……ハズで……「また嵐?^^;」とか言われたことは多分なくて……デモデモ……
親孝行しようと決めました。

Everything

国立で聴いてた曲だったこともあって、このアルバムに入っているのが凄く不思議な感じなんですが、そうだよねアルバム収録されてなかったんだよね……。しっかし名曲。AUソングはなんで全部こんなにもいいのか。「走れ!」の音のもって行き方といい、クオリティが高すぎる。やはりアルバムの中にあって「シングル」であるということがとてもわかるなあ。
あと前も言ったんですが、大野さんの「この長い坂を〜」が最強すぎて聴くたび感極まっちゃいます。十八番や……十八番すぎるでぇ……。

Come back to me

松本さんは感じるままにビューティフルです。間違いありません!!
これもエフェクト掛かりまくりで、ほぼ生声がないっていうのが松本さんにしては凄い珍しくて冒険してるなあと。しかもラップ!ラップ!!櫻井さんとの競演を望んだりしてすみません!!! サビが見事にキャッチーなのでとてもノれる。ディスコサウンド風なのにJポップしてていいな〜。オーイェーのあたりはちょっと気だるげに言う練習をしておかなければなりませんね。ダンスを想像しただけで失神しそうなんですが、どんな方向で行くんだろう。まさかの完全B系だったらどうしよう。また松本さんのセルフプロデュースに踊らされる日がくるのですか。

マイガール

マイガのドラムの丁寧さが好きで、メロディ以上にドラムを聴いてしまいます。なんか言葉に言い表せないエモさがある。あと歌詞を追えば追うほどすごい切なくて頭を抱えざるを得ない。笑顔で離別を歌う感じがクるんですが、曲調が物凄く柔らかいのでそれによってあまり気づかせていないというか。
過去想って歌う曲はいくら明るく振舞ってもどうしても後悔というものが付随していると思っているので、それに重なって相葉さんの声がまた……合ってるもんだから……。この歌詞で冬のニオイ系だったら辛すぎて確実に打ちのめされてた。

Magical Song

アレッ……私マイガで頭を抱えてたんだよな……!?
相葉さん、今回のソロまさかのチャイナディスコで凄い驚きました。しかも「〜ぜ」とか言ってる!ちょっとハードボイルド!!(?)私の周りの相葉ファン的にかなり賛否両論だったんですが笑、個人的には聴きこんでいくたびにかなり好きになっていく感じです。全体的にスルメなんだよなあこのアルバム。見事に相葉さんの声にエフェクトかかってるところを見るに、アルバム担当者は今回かなり趣味に走っているとみた。いや編曲者によってそりゃかわるんですけどデモデモ>< ライヴパフォーマンスが全然想像出来ないので、どういうアプローチでくるのかこれも楽しみ。

let me down

「それだけで いい」秘密の二宮さんを彷彿とさせすぎている!!本当に二宮さんのこういう声はずるいというかずるいというか、超ずるいですね。テンポがかなりいいので、聴きこんでいくうちに相当好きになった曲でした。「とどのつまりはいつだって」「let me down そこでね〜」のテンポが良すぎる……。雰囲気はロー、テンポはローハイ。最初「僕と僕だけの楽園」という歌詞だけ耳に飛び込んできたので、自己愛の歌だと思っていました。全然違いました>< サクラップの安心感は異常値!

Monster

すでにちょっと前の記事で大騒ぎしているので割愛すべきかもしれませんが、Disc2の入りとしては完璧。これDisc1の入りでもよかったんじゃないかな?と思っちゃいましたがそれは邪道かなあ。この誰かを探しているようで自分を探しているような寓話臭は凄い。

Don't stop

東京のラヴァーズがチューンナイトな曲をかなり思い出す楽曲でした。AメロからBメロの流れは自然なのに、Aメロからサビへの音の持って行き方が結構予想外でした。サビの大野さんの声の伸びが綺麗でいいなー高音は正義。間奏でまさかの笛投入でちょっと噴きだしてしまいました笑 いいのかあれは

静かな夜に

そもそもタイトルでは誰の曲か判別尽きませんで、そこから度肝を抜かれて……!?(アルバム前情報とか一切仕入れていなかったので)日本語タイトルなんて予想もしていませんでした。だから最初大野さんが歌い出しても、「みんなはいつくるんだろう」と1分経過するぐらいまで気付かなかった。
大野さんはいつも洋楽ベースの楽曲なので、サビに至るまで聴かせる系ですよね。私はこういう大野さんの曲のセンスが好きなんですが、そろそろ冒険してもいいんじゃないかな、と思わないでもない、のは恐らく大野担が一度は思うことである。健太くんは大野智の冒険じゃなくて健太くんの挑戦だったわけで! 本当のソロでいつか冒険してほしいなあ。ピアノとギターだけのバラードナンバーとか、超ロックにダンスとか、まだまだ出来ることたくさんあると思うので、一度ぐらい挑戦して「大野智の凄まじさ」みたいなのを更に見せてほしいと思ってしまうファン心理です。大野さんの浮遊感溢れるダンスは死ぬほど好きだからこの路線も当然維持して欲しいとは思うんですが!一回ぐらいはハズしてほしいな〜。
しかしまあ大野担としてはその美声を聴かせて頂けるだけで十二分にうれしゅうございますといった感じでして、今回も見事堪能させて頂きました。ごちそうさまです!!

むかえに行くよ

アルバム曲の中で一番好きです。曲調とかはそんなに珍しいものでもないし、キャッチーさもちょっと足りないんですけど、サビの歌詞とメロディがすっごい好き。「君」でも「あなた」でも「子供の頃の自分」でもなく「明日の僕を迎えにいく」ところがいい。疲れた日に、明日を思うと本当にやりきれなくて辛くて仕方ない、と思った時に聴くとものすごい励まされるだろうなあ。明日を迎えるのではなく、自分から迎えにいくっていうシンプルな前向きさが凄くいい。

1999*4##111

一体どの携帯ならまともに打てますか。
しかしそんなことより、二宮さん今回はこの路線できたか!と。秘密でぶりっ子系シャツ巻き、虹で結婚系バラード、ギミックで唾液エロ系ダンスときたら原点回帰で○分間恋人になって下さい系かなあ、と思っていたのですがなるほど確かに原点ではあるけどものすごい王道だって思いました。歌詞は本当に世界中の二宮担さんが仰っていると思うのであえて言わないでおくべきかもしれませんがやっぱり言います。二宮さんめんどくさい。でもそこがいい。暗号ちゃんと解読出来ない部分まで計算だったらどうしようと思うレベルでした……
「あれっ!?ちゃんと打てないよ!?”ありた。う”になっちゃう><」「ふふ、かわいいね……」ってことですか? 二宮さんが楽しいならわたし、それでいいです。
これもまたライヴパフォーマンスが気になるんですが、秘密路線のダンスだったらまたファンの皆々様がバッタバタなぎ倒されていくのかもしれない……と今から期待値マックスです!

空高く

いい最終回でした……。という言葉が思い浮かぶほど爽やかに終わりに向かっているというか、祭りの後的な寂しささえ孕んでいる楽曲だなと。櫻井さんのラップの歌詞があって完成する曲だと心底思います。久しぶりに会ったら君が輝いてただなんてさみしくて切なくてしかし希望に溢れてるじゃないか……!

kagero

嵐アニソン枠入りました!やっぱりアルバム一枚に一曲はアニソンがないとキまらない。サビの戦慄なんてモロアニソン路線まっしぐらで、これはライヴでやってくれたらアガること間違いなし。サビラストの「いつまでもこの気持ちなくさない」のところなんてPROJECT ARMSレベルにガッチガチにアニメロで……!? そしてアニソンは大野さんの凛と張った声がとても似合う。

Summer Splash!

見える、見える……ニッコニコでこれを歌い、5人が手を振りながら客を煽っている姿が見える……!「オーイエ!(イエー!)」の部分なんて配置まで見える……見えるぞ……! というのは半分冗談で、みんなが戦慄をつないでいく感じが明るく陽気で聴いててこっちもニコニコしますね。かーわいい。
「君はオーイェー真夏の太陽さ!」とかシラフで言うアイドルが大好きです。



まとめ

そんなわけでアルバム楽曲感想でした。以下雑感。

今回、「アルバム曲なのにシングルバリに印象的!」みたいな曲は正直一曲も無かったなというのがまず一番の感想です。
例えば各ソロは冒険的というか「今ハヤリのコレもできますぜ」っていうのが伝わってくる作りになってると思うんですが、もうがむしゃらに前に進むような曲ばかり歌うことはないよ〜っていうのが伝わってくる音作りなんですよね。
往来の嵐なら、ここで加速してここで爆発する!っていう点を、「ここで加速しても、爆発はしない。加速したままのスピードで走りつつ安定させる」方向に持っていってる。だから多分「もっともっと嵐らしい楽曲が欲しい!」って思ってる人には物足りなかったろうし、私も一周したときは素直に「印象に残りづらいな」と思いました。
アルバム全体が完璧にスルメなんですよね。聴けば聴くほど味が出る、クセになるけど、一周目だと曲の輪郭はちょっと曖昧なものが多くて、どうしても覚えられない。でも聴き続けると全部良曲だと思える……みたいな。
私が曲ひとつに「これはこんな曲」という印象を固められたのがゆうに十周超えたぐらいで笑、いやそれは私の覚えが悪いだけなんですけど! でもそれって結局「覚えるまでに十回聴く過程」が必要だったということになってしまう。他のアルバムはそんなことなかったから、ちょっと異例でした。
私にとってここからはとても大人びた嵐が見えていて、このCDは「抑えるところは抑えまくる」ことを覚えた象徴になるんだろうなと思ってます。

で、やっぱり一番聞きたいのは「僕の見ている風景」というタイトルの意味ですね。
嵐さんがどこを見ているのか、ちょっと伝わってこないんだよなあ。各感想でも書いてるんですが、曲を聴いて出てくるイメージはほとんど全部が「この曲のライヴパフォーマンスはこんな感じだろうか」という、ステージ上の彼らの姿でして。彼らが何を見ているか、じゃなくて、彼らが何を見せたいか、という言葉のほうがよほどしっくりくる。
で、それに加えてアルバムのアートワークがものすごい不思議で……ジャケットは一体どういう意図があってああなったんだろう笑 可愛いけどもタイトルとの兼ね合いとかあるでしょ……!

と、なんだかちょっと批判的に聞こえちゃうかもしれないまとめですみません。タイトルとアートワークについてはもうつっこまざるを得なかった笑
楽曲感想のとおりものすごい楽しんで聴けたことに間違いはないし、楽曲ひとつとっても音作りの丁寧さとか加工レベルの高さとか、耳でとっても楽しませて頂いたので、買ってよかったなあと思ってます。また聴きこんで変わってくるかもしれないと思うとワクワクするなあ。
というわけで雑感でした。ここまで読んで下さって有難う御座いました!