”嵐”は果たしてマンネリなのか?

今の嵐の状況を悶々と考えてみたよ!一人でぐだぐだ言ってるだけなので怒らないでやってくれると嬉しいです(笑)。


今結構いろんなところで話題になっている「嵐の宿題くん」の安定感もとい、それ以上にも以下にもならない一定のテンション…の行方を知りたい。個人的には毎週毎週ゲラゲラ笑ってはいるけれど、大満足だけれど、でも一時期より嵐の持ち味が無くなり始めている状態も否めず。役割分担がきっちり決まりすぎているとそれは予定調和でしかなく、嵐特有の「ぐだぐだ感」「誰にでも受け入れられる、良い意味での”ジャニーズらしくなさ”」が霞んでしまうんだよな。2007年から飛躍的に大衆に認められ、持ち上げられ、トップの座をほしいままに…はしてないけど、まあ、トップアイドルになり。環境の変化によって自分たちも変化を余儀なくされた挙句、大人になるにつれ感じる世間と自分達とのギャップをひしと受けとめるまでに至る、と。看板番組何個も持って、ドラマは立て続けに行われ、スキャンダルなんて絶対に許されない状況下の中で死ぬほど働かされている人たちのことを、これ以上どうこう言うにはあんまりにもあんまりだとは思うんだけどね。

嵐の持ち味って結局「ボケ」「ツッコミ」「オチ」の三連ではなく、「ボケ」「ボケ」「またボケ」というツッコミほぼ不在の緩さであっただろうから、そのどうしようもないくだらなさの中にあるちょっと”ほっとする一瞬”、が、一般の層にも受け入れられていたと思うんですね。でも今は完全に大衆に認められていること前提に動かされている感がある。それでも嵐は仲良くかわいく礼儀正しく面白く!って高水準を保ち続けるから凄まじいんだけど、でも最近はそれが当たり前になりすぎて、「嵐だけがもつ空気」がなくなり始めている。頑張れば誰かしらが到達できる領域、というか。ボケ・ツッコミ・オチが見事なアイドルなんて、いうなればエイトさんの右に出るグループはいないわけだしね。お互いを分かりすぎているからこそ生じる、内輪だけの盛り上がりとか、そういったものは普通世間から認められないのだろうけど、嵐は7年近くかけてそれが徐々に徐々に認められてきていたグループだったから、うーん勿体ない。実にもったいない。

それと、それぞれの役割を重視しすぎるせいでこちらのリアクションも一定にならざるを得ない部分がちらほらある。櫻井さんがボケて、二宮さんがつっこみ、相葉さんがボケて、二宮さんがつっこみ、大野さんが寝てて、松本さんがスマイルし、二宮さんがつっこみ…。二宮さんは明らかに頑張りすぎ。相葉さんはもっと…こう…行きたいならば行けばいいじゃない!的な。テンション上がっちゃうところはもっともっと、Aの嵐の時のように上げればいいじゃない!櫻井さんが実はあんまりボケ要員でないことも最近ひしひし伝わってきていて、「オレはどっちかっていうとつっこんでみたいタイプなんだけどボケの方が求められているからこちらに落ち着くことにするよ」って気持ちが雑誌とかでも割と駄々漏れていたりして心配になる。櫻井さん、そりゃあなたは超面白いけど、本気でなんも考えずに言った超つまんね言葉が一番面白かったりするんだよ…!誰か気付かせてあげて!!で、問題はこの二人ですよ。昔は完全なるボケ要員として、「最年長なのにベビーフェイスで静かなのに変に面白い独特の人」の地位を確固たるものにしていたあの人と、昔は完全なるツンツン要員として「最年少なのに生意気でイキってて怖くて可愛くて派手な嵐イチのツッコミ担当」の地位を確固たるものにしていたあの人ですよ。この二人、最近、ヤバい。大野さんは完全に仙人になっていて、年の割にキャッキャしてる部分がある、という部分が完全に削げ落とされて、悟りの境地に達している。しかもそのせいか前以上にボケもツッコミも行わない。流れに…身を任せる…私は…くらげ…。状態。たまにチラと見せる毒舌っぷりがこれ以上になることもないだろうし、Sっ気を出してみたところで結局本人はSでもMでもないからそこを掴みに回せるわけでもない。松本さんに至っては昔の棘が完全に抜けきって「嵐っていいよね!嵐ってなんか落ち着くよね!俺のホームは絶対ここだよ…☆(ビトスマイル)」ってなっちゃってる。ツンツン系の俺様キャラだったからこそ異様に存在感があっただけに、今の松本さんはオタ受けも一般受けも良すぎて、逆に存在感が薄くなってしまっている。いや私は女子力バリ高な松本さんがだいっすきなので出来れば今のままでいてほしいと思っちゃうんだけど(今一番安定していて羽を伸ばせているようだし)、それにしても変貌を遂げすぎ。最近松本さんがちょっとクールなことを言うと「えっ…!」って空気になっちゃって、「うわー松本ヒデー」でなく「松本さん…どうしちゃったの…!?!?」なんて反応をうっかりしちゃうメンバー。それがまた…ボケツッコミオチの予定調和を生み出すきっかけとなるわけで…!(循環に見える悪循環)

なんていうのかな、世間ではもうすでにボケボケツッコミ嵐が当たり前になっていて、それが嵐だよね!っていう…面白いしボケツッコミがしっかりしてるんだけど、仲よしで可愛くてでも本気出すと超カッコイイんだぜっていう、そういう”嵐像”を大半の方が持っていると思っていて。勿論それは今の嵐が作り上げたものだから嘘でもなんでもなくその通りなんだけれど、それが「当然」になった瞬間の恐ろしさというものを考えると少しびくつく。今明らかに物足りなさそうな相葉さんとかを見ていると、いつかはまた「相葉さんがガー!っと行ってそれを止めに入る櫻井二宮」になるかもしれない。そうなると必然的に櫻井さんはボケ担当ではなくなってきて、今よりずっとのびのびとした環境にまた変わっていく。すると今までの予定調和が崩れ始める。そうなった時の、ファンの…いや違うなあ、ファンはぐだぐだな嵐もまるっと大好きだからそこはいいのかな、ファンではなく…ちょっと嵐いいよねって思っている一般層、が、受け入れられるかどうか、っていう。ファン離れが怖いとか、世間からの「なにあれ」って言葉が怖いってわけではなくて、それを受けた本人達が一体どうしてしまうのか、ってそれが恐ろしい。うん私一人でびくついたりもやっとしたりしていても意味はないんだけど、でも在り得ないなんてことは有り得ないのだし。

う〜〜〜んどうなんだろう。嵐自身最近の安定感/マンネリを感じてもいい頃ではあると思う。面白いんだけど、すっごい高水準で面白いんだけど、面白すぎるまではいかない、どこか抑えている部分、が如実になる前に、嵐ならさくっと解決してくれそうなのよな。まあそれは期待と希望でしかなくて、そういうものが彼らにとってプレッシャーであり責任感の重さに繋がることは知ってるんですけどね…!ファンっていうかオタクって迷惑な生き物だなと思いつつ、でもだからこそああいうグループについて行けるんだろね…。普通なら初回1・2・通常の時点で逃げるし。
って最後いきなり違う話になってしまった。まあそんなこんなで、嵐面白いけどもっと自由にもっと羽根のばしてほしいな〜!嵐全体で!ってエントリでした。やべえ一言で片付くのになんでこんなぐだぐだ話してたんだろ^^

ここまで読んで下さってありがとうございました!LOVEしてる!!