【末ズ年代別まとめ】その2-2003〜2004

そんなわけで本日は2003〜2004の二年を振り返ってみようと思います。この2003〜2004の二年間は正直私の中で超重要な年でして、割と事件の連続だったなあと。私の興奮感動が、皆さんに少しでも伝われば万々歳なんですが…高望みってよくないよ、ともう一人の自分が訴えかけてきました。ヲタは俯瞰からの目線を忘れてはいけない。これ、鉄則。次は2005〜2008年の3年括りですが、2005年からの末ズは末ズでまたね、今度は二宮”計算スキンシッパー”和也が大活躍する年になっちゃいますからね。はー、末ズ楽しい。そして山は思い出せば思い出すほど、「山っておかしいんじゃないの><」と言わずにはいられない…。山エントリは、末ズエントリとは違い「この人たちがどんだけおかしいか」というエピソードに終始しそうです。

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!注意!その1より重くて長いです><お気を付けください!><

2003年の末ズ

このあたりから末ズが本格的に動き出すんですよね。個人的には、2003〜2004年あたりの末ズの変化は忘れられない。というか確実に一生忘れない。色々ありすぎるので、細かすぎる部分は割愛して、とりあえず2003年に起こった事件の中でもっとも大きかった事件を。
ってまあそれは当然「松本クンの唄」なんですけどね!!!!私はこの曲を聴いて以来、思い出すたびに涙ぐみ考える度に二宮和也という人の優しさに打ち震えているんですよ…。例えばこの一節。
努力を惜しまぬ貴方の結果ですね。
好きです。大好きです。
私この瞬間まで、二宮さんが松本さんに対して「好き」だとかそういう類の言葉を聞いたことがなくて、でもそれが末ズのあるべき姿だし、言葉にしないながらに思うところはあるだろうなあと自己解釈して落ちつけていたんですが、やっぱり本人の口…というか、本人の言葉で「(努力を惜しまぬ貴方が)好きです、大好きです。」って確認できたときは、言葉にならなかったんですよね。二宮さんって、とにかく愛情表現過多の人だから、相葉さん・大野さんは勿論のこと櫻井さんにだってすぐ大好きとか言ったりするのに、松本さんにだけは基本的にノータッチで。松本さんがそういうスキンシップを嫌いじゃない、むしろ好きなことを知っていながら、しかしお互いの距離感も図りかねている最中だということもあって、本っ当になんにもなくてちょっとしょんぼりもしていたんですよね(笑)。
でもまあ、何も言わないということは逆に理解しあえている証拠であるよなあ…などと色々考えていた時期でもありまして。末ズ二人の間で手探りだったものを、私が手探りで理解しようとしても不可能だと割り切って、もう本人たちからアクションがあるまで私はただただ見ているだけに徹しよう!と決意した途端これですよ。これ。いやーほんと泣いた。超泣いたね(笑)!しかもこれ、嵐が全員で作ったんじゃなくて、二宮和也松本潤の誕生日プレゼントとして松本潤だけのために作った曲っていうのがまたニクイなあと。だって今まで亀とかハンドルだったわけでね…(今考えてもあんまりにあんまりですwww)まさか曲をプレゼントしてるとは思わなかったんだよなあ。
この時期にはもう2002年の絶賛キャラ変え(またの名を迷走/反抗)期を終え、やっとファンも順応してきて、メンバーも「これが松潤ならそれでいいんだよ」って言っててね、それも素晴らしいと思うんです。思うんですけど、誰も「しかし今更すぎる」ってのは言えない状態のままでコトが進んでいてですね。誰か一人でも「でもやっぱり今さらだよなー!」って軽く言ってくれれば、「この性格変革には絶対意味のあるものになる、風化せずに続くものになる」って確信していたんですよね、どこかでね。松本さんが
「この性格(へらへらしている)を変えていかなきゃ、僕がダメになると思ったんですよ」
というぐらい大事なことで、でも誰にもなにも言われないで、ただそのまま進んでいくなんてちょっと悲しすぎるなあと。そしたら、それもこの!この唄で!
今更キャラ変えってそれあなたね。
遅すぎたけど出来たあなたへ。
って!言ってくれたんですよ………!あの数分のうちに、私の中にあった、ちょっとしたわだかまりというか、「これは時間が解決してくれるものなのだろうか」というほんの少しの不安を思いきり払拭する物凄い力があった。なんかもうめちゃくちゃ悔しいんだけど(笑)、カズメイクソングの底知れないパワーに私はただただ脱帽してしまったんですよ。しかも最後のシメが
きみはもともと「マ・ツ・モ・ト」
ってさ…。もう号泣だよね…。これって二宮さんだから書ける詞なんじゃないかなあ。二宮さんはジュニア時代ずっと松本さんを「ウザイ」って思ってたわけで、それこそ松本さんからしたら一種の存在否定ってレベルまでウザがられてて(笑)、ギスギスした関係のその最たる原因を作ったのは確実に二宮さんだったのに、その彼が今在る「松本潤」を見て、その在り方を、なんにも繕わないそのままの言葉で曲にしてくれたって、普通に奇跡めいてる。あの二宮さんが!あの松本さんを!認めた!っていう実感まで頂けて、ああなんて素晴らしい関係性なんだろうと再確認ですよもう。二宮さんはラブソングよりこうやって、嵐っていいよね!メンバーって最高だよね!大好きだぜ!って曲の方が合ってると思うし、もうとにかくそのテイストが大好きなんですけども、松唄はそれの真骨頂なんです私の中で。ファンの代弁、メンバーの代弁、というわけではなくて*1、「二宮和也の言葉」で「松本潤へ」っていう、このあたたかさってなんなんだろう。幼馴染とも、親友とも、可愛いとも面白いとも言われたことがない松本さんなのに、松本クンの唄でそれ以外のすべてを言ってくれたから、私も心から納得出来てしまう。あー松本クンの唄最高。ありがとう二宮ありがとう松本。きみはもともとマ・ツ・モ・ト!

あともう一個。名前呼び。
2003年のハウズコンや2004年の冬コンなんてほぼ必ずと言っていいほど「カズ!」「潤!」って言ってた二人。お互いを名前で呼び合ってるメンバーって他にいないから*2、なんだかほっこりしてしまいました。最初は名前呼びが来るたびに死んでたっていうか今でもいきなりやられると死にますけども^^しかしその時はそれが割と当たり前ぐらいですごいほっこり。「やっと二人が同い年になれた瞬間」って感じがしましたねえ。呼び名って大事。まあ呼び名に関しては山っていうか櫻井さんが本気でひどい(リアルに我が耳を疑う)武勇伝を残しているのでそれはまた山エントリにでも^^^^^



2004年の末ズ

そんでこの2004年にやってくるわけですよ。2003年ラスト〜2004年初旬と言えば当然「もういない…ない」が制作・発表された年なんですが、個人的にそれと同じぐらい衝撃的なことがありまして。それが、その年の中旬あたりに出た雑誌($誌ではなかった気がする)のインタビューでして。これ結構前に二宮考察に書いたんですがもう一回。二宮さんが「同い年ということで」というフリで松本さんはどういう人なのか、という説明を求められた時の言葉です。手元に雑誌がないのでニュアンスでも伝えられれば!
「松本さんはガラスのように繊細な心の持ち主。一度壊れたらなかなか元に戻すことか出来ない。」
「触れるだけで壊れそうだからね。」
これ。これ。超事件じゃないですか?松本クンの唄〜もういないないからグッと距離は縮まったと思っていたけどしかしこれはいくらなんでも凄すぎる。ここでね、「いやー真面目ですよ^^^^」とか「マジ激アツですよ^^^^^」とか「あー、まあ、濃いですね^^^^^」とか来るのが普通なわけで、これはもはや普通じゃない状態なわけで。ガラスのように繊細な心の持ち主、っていう表現があまりにも”らしくて”笑えてしまうぐらいなんだけど、しかしねー…なんていうの、「おまwww」って笑い飛ばせない深さが此処にはあるんですね、間違いなく。そりゃ勿論最初読んだときは爆笑して腹抱えて「ヒーー二宮さんがどっかいっちゃったよー!」とか言ってたんですけど、改めて考えてみるとこれって物凄い革命だよね。二宮が起こす松本革命だよ。(笑うところ)
それまで松本さんは「頑固」で「生意気」で「派手」で「性格悪い」って捉えられがちだったけど、第三者が(メンバーではあるけど、むしろメンバーが)言うことによって、この記事を読んだ人はまず考える時間を与えられるわけです。「え、松本潤ってそんなに繊細なの?壊れやすい?頑固で生意気な奴じゃないの?」っていう、”パブリックイメージから生まれてしまった負の概念”は、”アイドル松本潤の実像”であるのかどうか。それを考えさせられる。しかも言ってるのは二宮さんですからね。世間からはやれライバルだやれ同い年だと騒ぎたてられて、しかも常に一歩先を行っている”二宮和也”の言葉ですから。信じないわけにはいかないんじゃない?と思わせる力がある。二宮さんが言うなら、そりゃ松本さんは繊細で壊れやすくて触れられない存在だよねって。これをもっと嘘っぽく、冗談っぽく言ってくれたら良かったのに、あんまり真面目に言うものだから、どうしても信じざるを得ない状況になってしまう。説得力が凄いの、なんか(笑)。ちょっと宗教っぽいけど(笑)。
で、この雑誌の肝は”松本さんには二宮さんを語らせていない”ところなんです。その裏切りってすごいと思う。てっきり松本さんも二宮さんのことを恥ずかしい言葉で恥ずかしく誉めてるのかと思いきや、全然関係ない話してるの。でもそれでいいんですよ、それがいいんです!お互いがお互いを褒めあいっぱなしとか、性格を語り合うとか、このころの二人は柄じゃないから(笑)!
で、で、で、その後出た雑誌やジュンスタで言ってたのがこれです。もちろん松本さん単独で言ってるんですけど。
「ニノの舞台見に行ったんですよ。すごい良かった。凄かったです。…勝てないなあって思いましたね。いや、勝ち負けとか子供みたいですけど、でも…うん…勝てないなあと。凄い男です。二宮和也。」
これが!また!あんまりにも松本さんらしくて!極稀に松本さんから二宮さんに送られる、憧憬というか羨望というか、そういう類の感情を自分でうまくコントロールできずに「思わず口にしてしまった」感がね、めちゃくちゃ素敵ですよね。松本さんが松本さんを構築している過程が見えるようだよ。
前までは絶対、「二宮和也だけには負けたくない」って思っていたであろう人*3が、自分の立ち位置を改めて見つめなおして、そして当たり前に「ニノはすごい人だ」って言えたことって信じられないぐらいデカい。スタートの時点で”対等な位置にいない”ことはわかっていたから、それを素直に認めて、あとはもう努力して追いつくしかない。っていうね、松本さんの「なんでも一番にならなきゃいけない」という強迫観念でありプライドの所在がどんどん緩和されて柔和になっていくこの感じ。すごいなあって。強い人だなあと思いましたねえほんとにね。
それで、こうなるといよいよ私の中で「末ズ=ライバル関係」として成り立たなくなってくる。なにせ二宮さんが端から争う気がないし、二人だけで高めあって行こうとも思ってないし、松本さんは松本さんで、「勝てないなら、別の方向(例えば花男)で同じ位置に立ってみる」という考えを見出しているから。ってことはやっぱりもう、ライバルという、(そこに友情が派生しようとも)ある種の敵対関係という位置には置きかえることが出来ない。あくまで、「同じグループ」の「同い年」の「なんだかちょっとくすぐったいような位置」にいる、「メンバー」であり「友人」であり「仲間」なのではないか。そういう風に受け止めることが出来る関係性だと思うんです。こんなにも時間を掛けて距離を縮めている人達を他に知らない。でも確実に確実に近づけてるってことは、それはもうそこに「情」が絶対あるし。あー末ズってなんて興味深い人達なのだろう!もっと的確な表現があるはずなのに語彙力が足りなくて足りなくて><!!

順番が前後してしまうんですが、ここで「もういない…ない」の話しも少し。ことの経緯などはこちらに書いておきました→id:MIMEMYME:20090106:1231221930
このアドレスの蛇足部分にもちょっと書いたんですが、個人的には「松本クンの唄」で距離がぐっと縮まり、「もういない…ない」でお互いの位置が一度確立したものだと捉えています。きっかけは二宮さんが松本さんのために作った曲、そして互いのアイデンティティの所在(と言うと仰々しいけど笑)が確立される元となったであろうそれも、二宮さんと松本さんが二人で歌うために作った曲。直接的な交流や交歓ではなく、”曲という一つの手段”を通してお互いにほんの少し踏み込んでみる、というそのもどかしさだったり恥ずかしさだったり、ちょっとした青さだったり、逆に言うと精神の成長の著しさだったりが、まとめて全部末ズらしい。あと何度も繰り返すことになってしまうんですが、この曲の演出が素晴らしかったんですよ。最初はメインステの上手下手に立ちながらずっと歌っていて、大サビ前の間奏部分で、「どちらからともなく」手を握って、目もあわさずに一瞬で離す、っていうのが!アイドルのサービスと言われればそこまでなんですが、この演出は毎回定番ではなくて、最後になるにつれ回数を見せるようになってきたものだから、そこに意味があると信じさせていただきたい。演出を考えたのはほぼ間違いなく二宮さんなのでまた超悔しいんですけどね(笑)!いいんだ手の上で踊らされてもいいんだ><あとたまに、お互い歌詞を逆にして歌ったりしていたんですけど、それについて雑誌で言及された彼らは
ニ「ちょっとね、あんまり歌詞が僕達っぽいんで色々変えてみようと…」
松「え、なにいってんの?ちがうよね?(笑)」
ニ「あ、うっかりうっかり。すみません(笑)」
松「あのなあ(笑)。まあ実際、ちょっと色々考えたりもしてて。そういう試みって大事だと思うし…」
って言ってたんですよ…。なにこの二宮が松本をおちょくって、松本が二宮を「ばかじゃねえ?笑」って思いつつ最終的にまとめに入る感じ…。この二人でしか生まれ得ない空気感が非常に心地よかった。二人がしっかりとこの曲に取り組んでいたのだという部分もひしひしと伝わってきたし!最高に最高です有難うございました。

う〜んもうね、この後ぐらいから末ズはちょっと照れるね、照れる!2005年あたりからかなり照れる!特に松本さんが二宮さんのスキンシッパーっぷりに慣れてない感が超如実でそれが照れる!「ちょ><松本さんそんな露骨に固まらないで><ライヴじゃないと二宮さんとのスキンシップ緊張するとかそれはいくらなんでも><><」ですよ!そんで二宮さんも味を占めてきて、ちょっとずつちょっとずつスキンシップ回数が増えてくるわけですね。でも露骨すぎないし、松本さんが本気で嫌がるレベルのところには絶対踏み込まない。逆に松本さんは二宮さんにたまーに接触していくけど、いつも突発的で、それに対して二宮さんは目を丸くさせるか、「どうぞどうぞ」というちょっとしたお兄ちゃん的ポジションからの姿勢で臨む。やっぱり一足先の所に二宮さんはいるっていう(笑)。いやー面白い…なんでこんなに漫画みたいなんだろうこの二人…。いや、極端にリアルだからこそ、それをどうにかして表そうとするから漫画みたいになってしまうのだろうか。もっと根底にあるお互いの感情の触れ合いだったり、咬ませあいだったり、そういうのもいつか考察して書いてみたいなあと思う所存です。末ズへの興味が尽きないよ!!



…と、いうわけで今回は此処までで。この年が自分にとって重要過ぎて、その1より更に長ったらしく書いてしまいましたすみません(笑)。しかも、いろいろな方が本当に興味を持って下さっていて、それがこのまとめを書く大きな活力となっています。ていうか本当に楽しいんだこれ!こういう、備忘録とはちょっと違うけど、一度自分の考えをまとめてみるという作業は大事ですね。本当にね。簡易自分探しみたいな(笑)。そんなわけで、此処まで読んで下さって有難うございました。至らぬ表現の数々見受けられると思いますが、そこは愛でスルーしてやってください(笑)!お次は2005〜2008で!

*1:勿論その要素は含みつつ、かといってメンバーと共作ではないってところがまたね・・・

*2:山はたまーに「翔!」「智!」って言ってますけども、これは1000回に1回ぐらいだからな…^^櫻葉もしかし^^大宮は言うっちゃ言うけどふざけてでしか聞いたことがないww

*3:猛禽類みたいなところ普通にあったし