恥の多い生涯を送って来ました。

 嵐の櫻井翔(27)が、5月4日放送のJ−WAVE特別番組「ART OF WORDS〜櫻井翔の『人間失格』」(午後6時)で、初挑戦した朗読劇を披露する。
 太宰治の代表作「人間失格」をリーディング・ドラマ化した。櫻井は、東京・三鷹市禅林寺にある太宰の墓にお参りしたほか、太宰が自殺した玉川上水も訪ねた。番組では櫻井の“取材”の模様も伝える。太宰についての櫻井と猪瀬直樹氏との対談も織り込む。
 「声だけで表現する難しさ、面白さを知った。緊張した」と初の朗読劇の収録を振り返る櫻井。女性の登場人物のセリフは女性が担当したが、それ以外は櫻井が担当したため、「声色を変えてみたりとか、やったことない難しさがあった」と話す。
 今回の収録にあたって、櫻井は「人間失格」を初めて読んだ。以前、KinKi Kidsが出演したテレビドラマ「人間・失格」(94年)の原作だと勘違いして本を購入してしまったという“失笑エピソード”も取材陣に明かした。
 櫻井は「朗読やトーク、ドキュメンタリーと、いろんな表情を持った重厚感のある2時間番組になるはず」とした上で、「太宰を読んだことのない若い人には、ぜひ聴いてもらいたい」とアピールしている。*1
え、これ割と事件じゃね?

だ、だって櫻井さんが「恥の多い生涯を送ってきました」とか「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。」とか言うんだよ!?え!?なにそれ!?いやたしかに櫻井さんは恥の多い生涯を送ってきたかもしれないけど、それはテレビ用というかむしろ誇りにしていいものであってそんな…そんな…(すでに現実と妄想の境目があいまいです)。櫻井さんには程遠い話だと思うのだけど、いやでもまてよ黄色い涙という前例もあるし(なんか凄いことしてくれる、という意味で)…ヒイイ緊張して緊張して今から死にそうなんですけど><これ大野さんにオファーいかなくてよかった…と心底思いました。いくわけないし承諾するはずもないけど。杞憂どころの話じゃないけど。ああーでも私の心の1冊「人間失格」を櫻井翔が朗読とか誰が考えられただろうか…。いやそりゃパブリックイメージ/話題性という部分では間違いないけどさ!?27歳だから?27歳だからディスカー!!

あと素で驚いたのは、人間失格を初めて読んだ、というくだりでした。この年代の人で読んでない人いるのか〜と思いつつ、でも多分嵐の中でこれ読んだことある人って相葉さんぐらいしかいないだろうなと妙に納得してしまった。本を読まない人、というわけではなくて、属性とか好みとかそういう部分の話ですが。あーでもこれまた読みたくなってきたなあ。太宰の作品ではやっぱりヴィヨンの妻/親友交歓がとても好きなのでどちらかというとこっちを読んで頂きたかったな。太宰にしては珍しくユーモアたっぷりの話だし、最後の最後の相手の台詞とかとても似合いそうだよ!ってでも人間失格も死ぬほど楽しみですけど><櫻井さんの口から「処女」とか聞くのって激レアどころか一周して怖くない?ファンタジーすぎていっそリアルというか。普通に生きていれば絶対に接触することのない「櫻井が”処女”と口にする」場面が、5月4日には聴けるかもしれないんだぜ。うわー怖い…楽しみだけど怖い!

しかしキンキの人間失格の原作を読みたいと思った櫻井さんは、やはりどうしようもなくホットドッグプレス世代なのかもしれない…。そんで太宰の方を手に取ってしまうのもあまりにも昔の櫻井さんすぎてからい><ぶれないあの人><
ちなみに人間失格のビデオは家宝です。あんなに病的な鬱ドラマ放送する日本って、本当に、すごい!!(さんざん書いて落ちはこれ)