大野智と成瀬領

歌おにまでに書こうと思っていたので。ポエムっぽくなってないか心配でならない(笑)。TVLIFEをやっと購入したのでインタビューのことをちょっと。ああ〜大野さんが好きで、成瀬さんが好きで、魔王が好きでよかったなあ。しみじみ思う。


「家に帰って缶ビールを飲んだら、涙がボロボロ出てきたんですよ。やり切ったんだって安堵したのかな。」「今まで生きてきた中で一番辛かった」「魔王という作品を通じて色々な意味で強くなれた」

魔王が最終回を迎えた時、「ああ、大野さんはやっと”成瀬領”から開放されたのか」と、それはもう確かな安堵を感じていたことを思い出した。シナリオに関しては「なんだかおかしいぞ」と思うところも多々あり、不満や不安が募る瞬間もあったがしかし、やはり最終回の素晴らしさは変えがたい物があったし・・・毎週毎週なんだかんだ言って涙ながらに見ていたものだ。
本当に、「魔王」の「成瀬領/真中友雄」という役柄を請けてくれてよかった。この役が昨今の大野バブルの火付け役になったことは確かだし、魔王があったからこそ今現在のドラマにも繋がっている。点と点、でさえなかったものが、今しっかりと線を結んでいるのだ。精神的にも、肉体的にもあまりに極限であったことは、ただのファンである私にも知り得ることで、そこに最大級のコンサートまで重なって・・・・・・本当に、なんだか言葉にならない。
大野さんが本当に一息つけたとき、それは「成瀬領」が本当の意味で全てを終わらせた時だったのだろう。なんでもない缶ビールの味がどうしようもなく身に沁みて、やっと”こちら側”に戻ってこれた。そのような形の安堵でもあったのではなかろうか。兎にも角にも、本当にお疲れ様です。おめでとう!なんて言っても、本人にとって「テレビライフの年間ドラマ最優秀男優賞・作品賞」を取れたことなどきっとどうでも良いことだろうから(笑)、お疲れ様の言葉と、そして「ありがとうございました」の一言を贈らせていただければと思います。
大野さんのボロボロでてきた涙を想像して、何人のファンが同じように涙したか考えるだけで、彼が持つ魅力や奇跡さを再確認できるねえ。勿論私だって号泣だったぜ。本当にありがとう!魔王に出会えてよかったー!