JUN STYLE@5/9

今回のジュンスタがすごくすごくよかったので久々に文字起こしでっす!響いた部分だけ抜き出し!

卒業アルバムの撮影でかわいく撮ってもらいたいと思って頑張って笑顔を作ってみたものの、ニヤッとした笑いになってしまい非常にショックだった、という旨のメールを受けて。

わかるわかる。
仕事柄、僕らもすごく写真に写ることが多いじゃないですか。写真撮っていただくことが。まぁ〜なんかこう…微妙な写真とかもありますし。あの…なんですかねぇ。 あんまりなんかこう・・・・・・まぁ 時と場合によるんですけど、「笑ってください」って言われたりとかして、なかなか僕自身笑えるタイプではなくて。
笑えばいいのかもしんないんだけど、なんか中途半端な…っていうか こう…嘘ついてっていうか、笑ってて それこそ中途半端に笑顔の写真が載るのもイヤだっていうのもあるし。
まぁ 自分の気持ちが中途半端に笑っている写真でなんかOKっていわれてしまうこととかも、すごく僕はイヤで。
笑えない時は笑うつもりがなかったりとか。まぁ テーマとかにもよるんですけども、もちろん。
そのへんはなんかこう…まぁ 仕事っていうのと 自分が写るっていう責任っていうのの間でなんかこう…色々ありますね。う〜ん。
まぁ、でも、ホントに人が笑ってる写真とかそういうの見るとすごく元気になれたりするので、まぁ こういう仕事をしているところで、なんかこう 色々考えることありますけどね。はい。
笑顔を作るためのアドバイス? あったら教えて欲しいですね。まったくないですね、僕。
今の子たちが、プリクラとかで笑うのがうまいってうのはちょっと納得できますね。自分のなんかこう キメ顔みたいなのを普通に持ってる人いるよね。
すごいなと思うんですけど、僕。ええ。
なんというか、「笑顔が素敵な自分」を未だ見つけられていない、模索している、もしくは諦めている、という雰囲気で喋っているのだけど、それがとても「いいなあ」と思いましたね。例えば相葉さんは笑顔になるならその場でまず自分を楽しくする努力をするし、二宮さんならほとんど演技で笑顔を作れるし、各々のやり方がしっかり確立している。でも松本さんは何年何十年と写真を撮られ続けていてもやっぱり笑いたくない時はうまく笑えないっていう・・・そういう人間的な所にグッときますね。自分もまず当たり前に普通の人間なのだ、という意識がしっかりあるからこそ自分のラジオ(リスナーが自分のファンであることを前提とした場所)でこういったことを言えるんだろうな。いやはや松本さんは本当にすごい人です。「すごい」の定義が見当たらないけど、どうもそれがやっぱりしっくりくる。
もう一つあるのでこっちも!
ありあまる富が流れた後。
え〜今聴いていただいたとおり、金曜ドラマ 『スマイル』絶賛放送中でございます。
今、4話までですかね、終わったのが。 昨日4話ということで。
ホントに、たくさんのメールをいただきまして。すごいたくさんあったんですけど、全部見まして。う〜ん。あの…想像以上に、その…メールを読む限りいろんなことを感じていろんなことを受け取って下さっているんだなという印象がありました。
もうちょっと、なんか・・・響かないところがあるのかなって、響かない部分もあるのかなぁと思ってたんですけど、結構、皆さん まぁ メールをくださっている方が・・・。
観てる方すべての 全体の大枠ではないと思うんだけど、パーセンテージとして。でもすごく響いているんだなと思ってすごくなんかこう 勇気づけられたというか…あらためて、まぁこういうテーマの作品なので、なんか、気持ち ちゃんと込めてやっていけたらいいなと思いますね。ええ。

僕のところにも 実際 知り合いの人とか友達から すごいメールいただいて。まぁ 同業者の人とか「ホントに挑戦してるね」って言う人もいたし・・・う〜ん。新しいっていう… まぁ 僕の芝居が新しいっていう方もいらっしゃったりとかほんとたくさんの連絡をいただいて、 オンエア終わったら すごい電話とか鳴っててありがたいな、って思いましたね。そういう…。なんかやっぱりこう…また違った目線なんですよね。
視聴者の方と同業者の方っていうのは見方が若干違う部分もあるし、その同業者が、そう…なんか思うっていうのは、また違ったこう…うれしさみたいなのがあって。う〜ん。
あの…そうですねぇ。
ホントに、その…非常にテーマとして重いというか、深いというか、まぁ 人間が生きていく上で 非常に大事なものをテーマにしている作品なので、最後までちゃんとやりたいなと思うところと、後はほんとに、そうですねぇ・・・。 ひとつひとつに リアリティーをどれだけ感じてもらえるような、作りにするかっていうのが、今一番大事だなって。一番大きな課題だなって思いますね。うん。実際、メールを全部目を通したところ、厳しい意見みたいなのもありまして。なるほどと思います。僕は。 あの…もちろん そうい意見もあると思うんですね。
人それぞれ価値観が違うので、そういう意味では賛否あるべきだと思うし、あって当たり前だと思うし・・・う〜ん。

でもそんな中で僕が気になったのはある種なんかこう…、自分の価値観というか、尺度みたいなのが完全に決まりきっちゃってる人っていうのは、やっぱりいるんだなっていうのを凄く思いましたね。
「それはありえない」とか。う〜ん。
ま、そこを まぁありえないと言わせてしまうのは、まぁ 僕らの作品を作る上での リアリティーっていうところの、なんか足んない部分なのかな、って思うんですけど、それもありつつ、まぁそれが大きいと思うんですけど、それがありつつ、後はホントにその人の  なんかこう…自分が今まで経験したことと、自分が得た知識だけしかものを見てない っていう目線っていうものは・・・すごく感じたりしますね。う〜ん。
まぁ 誰がどうジャッジするかっていうのは 非常に難しい話だとは思うんですけど 実際に聞き苦しい言葉とか、そういう表現があったりすると思うんですけど、それ自体っていうのは、大多数言われているか 言われていないかっていうことだったりとか・・・そういう問題では僕はないと思っていて。
ドラマだからっていうところも、もちろんあると思うんですけど。実際に、そういう人はいて。

そうですね。
ホントにだからそういう意味で、よりリアルに リアリティーを持ってやるかっていうことがすごく大事なんだなっていうのが あらためて思いますね。
あのほんとに 僕らがやろうとしているテーマっていうのは、今 日本で起こっている 実際に起こりうる話だと思うので、だからこそ、渋谷だったりとか すごく日常的にこう…人々が生活していることがわかる空間でロケをやってたりとか、するのもそういうことが理由だったするんでそこはちゃんと やっぱ大事にやりたいなというふうに思いますね。はい。

あの…ぜひとも、ホントに最後まで観ていただけると、いろんなことが見えてくると思うんですよね。最初から時間軸が飛んでたりとかするところもありますし、それが後半になって色々と紐解かれるというか。
そういう内容でもあるので、ぜひ観ていただけたらと思っております。
よろしくお願いします。
この言葉を聞いて「もう絶対最後まで観ますね」と思ったことはまあ置いといて。
松本さんの誰に対してもまず真摯であらんとする姿は本当に素晴らしいな・・・!おそらくスマイルについて「あんな場面で逃げるのはありえない」だとか「こんな風に扱われるのはありえない」だとかそういう意見もたくさんきて(私の想像でしかありませんが、まあ、おそらくそれらに近いものであるのだろうな、と)、まずそれを「ありえないってなんだよ」と憤慨するのではなく、「そう思う人もいるよね」とその人らの目線に立って言えることに感銘を受けました。普通の人間であり、同じことを考える人間である、という意識ばかり先だっていればおそらくこの場合は「なんでこんなことが言えるんだ」と思えてしまう部分であるのに、松本さんはそうでなく、あくまで自分とは違う人間もいる、というスタンスで話している。同じだけど違うし、違うけど同じだよねーっていう、そういう部分が根っこにすごいしっかりと息づいていて、だから松本さんの言葉はいつだって真っ直ぐで取り繕う風でないのだな、と。「ありえない」と思われる要因は、自分達に足りない部分があるから、と受け止める姿勢も見事だよね。まず自分が理解できる部分まで自分を落とし込むことが出来る人、というのはここでも何十回も言ってきたことだけど、十数年見て来てその部分がまったくブレないって、やっぱりどうしようもなく「すごい」と思うのです。

あ、でも最後のこれ。
そして、この番組では皆さんからの参加も待っています。
あなたが笑顔になれたエピソートについてご紹介している“スマイルの嵐”や、僕が
「きゃは☆」
となってしまうような ピュアなお話。
そして 世にも不思議な体験話など、送ってきていただけたらと思います。
「きゃは☆」の部分が本当に「きゃは☆」って言ってて死んだ。
有難うございました。悔いはございません。